放射線科マンモグラフィ
当院のマンモグラフィ装置
当院のマンモグラフィ装置は令和6年6月より富士フィルムメディカル株式会社製 AMULET SOPHINITYを新たに導入しました。
この装置では撮影画像の処理能力が向上したことにより1mGy以下の少ない被ばくでの撮影が可能になりました。(診断参考レベル Japan DRLs2020 PMMA40mmにおける平均乳腺線量:2.4mGy)
画質においては画素サイズが50㎛と小さく、また新しい画像の処理方法としてDynamic Visualization(以下:DYN)が追加されました。これにより鮮明に写真を写すことが出来ます。
3Dマンモグラフィ(トモシンセシス / Tomosynthesis)とは
放射線が出てくるところが振り子のように移動することで複数の位置から撮影する方法です。これにより、1枚の写真では乳腺が重なって見つけにくかった小さな腫瘍などが観察しやすくなります。また腫瘤の形状や辺縁の観察も容易に行うことができます。
導入されたAMULET SOPHINITYでは、用途が分けられた2つの撮影モードが選択できます。
検診やフォローに向いたST(Standard)モードでは、撮影時の装置の移動する振り角度を抑え、少ない被ばくで速く写真を撮影することができます。これにより、検診でトモシンセシス撮影が可能となり、これまで診断が難しかった早期乳がんの発見が期待できます。
一方精密検査や病変の形状把握に向いたHR(High Resolution)モードでは、12秒間で35枚もの画像を得ることでより細かく撮影することができます。
当院のマンモグラフィ検診は、マンモグラフィ認定資格を取得した女性技師が撮影しています。
何か気になることや質問などがございましたらお気軽にお声かけください。
当院の乳がん検診については ご覧ください。