放射線科CT検査

当センターは80列X線CTと16列X線CTが稼働しています

当院の特徴

短時間で高精細な画像をご提供いたします

マルチスライスCTは断面を同時に撮影することが可能な為、広範囲を精密に描出可能です。一回転で80枚の画像を同時収集可能なマルチスライスCTにより、心臓の冠動脈などを詳細かつ高速に描出することが可能になりました。

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腹部CT画像
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CTアンギオ画像
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高速撮影と高精細画像を活用し、造影剤を静脈より注入することで右画像のような、広範囲の大血管及び心臓の冠動脈のような細い血管の描出も可能となりました。

【注1】:造影剤を使用した検査のご依頼には、造影剤による副作用についての十分な患者さまへの説明をお願いします。
【注1】:X線検査でのヨード造影剤、MRIでのガドリニウム造影剤の血管内投与により、ヨード造影剤では約3%(重症0.04%)、ガドリニウム造影剤では約1%(重度0.02%)に副作用が発生すると言われています。頻度の高い副作用は、熱感、悪心・嘔吐、蕁麻疹などで、血圧低下~ショックから死亡に至る場合もあります.死亡の頻度は両造影剤ともに数十万人に1人です。

CT画像処理
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X線CT検査

造影剤使用検査での注意

  • CT・MRI造影検査の前には適度な水分(水・ お茶等)の補給をお願いします
  • 脱水状態での造影剤使用検査は要注意!
    検査後にも十分な水分の補給をお願いします
  • 造影剤使用に係わる絶食は不要です
     (検査部位・目的で絶食となる場合は別)
  • 可能な限り、絶飲食検査との同時間帯でのCT・MRI造影検査依頼は避けて下さい.

造影検査の禁忌について

  • 喘息がある
  • eGFR<30
  • ヨードまたはヨード造影剤に過敏症の既往歴がある
  • 重篤な甲状腺障害がある

上記に該当する患者さまの造影検査は原則として行えません

ビグアナイド系経口血糖降下剤と造影剤併用検査時での注意

ビグアナイド系経口血糖降下剤とヨード造影剤は、併用により乳酸アシドーシスをきたすことがあるため注意.
 原因は、ヨード造影剤の投与により一過性の腎機能低下をきたす可能性があり、その結果、ビグアナイド系経口血糖降下剤の腎排泄が減少し、血中濃度が上昇するため.

腎機能評価対応(姫路医療センター)
eGFR<30mlビグアナイド系糖尿病薬禁忌 造影なし
30ml≦eGFR造影剤投与(検査予約日時)前後48時間はビグアナイド系糖尿病薬を休薬する。
緊急患者は造影剤投与後 48時間休薬する。
(但し、検査日時まで休薬を行っていない場合においても、60ml<eGFRであれば、放射線科担当医の判断により検査を施行し、造影剤投与後 48時間休薬とする。)