シンボルマーク 独立行政法人国立病院機構 姫路医療センター

〒670-8520 姫路市本町68番地
TEL:079-225-3211

看護部

専門看護師・認定看護師

医療の高度化・細分化に伴い、看護も専門性が求められるようになってきました。
当院でもそれぞれの専門性を発揮し、チーム医療を展開しています。
専門看護師・認定看護師は、『実践・指導・相談の役割を果たし、看護ケアの広がりと質の向上に寄与する』という活動理念を基盤に院内活動を行っています。

各分野における専門看師・認定看護師の活動内容をご紹介致します。


がん看護専門看護師


北山 奈央子
がん看護専門看護師
 

これまで、多くの患者さんやご家族の声を聞くチャンスがありました。ほんの一部かもしれませんが、その一つ一つは、とても貴重な体験であり、知恵であり、宝だと考えています。その声をできるだけ多くの患者さんやご家族、それを支える医療従事者に届けることが役割だと思っています。がんの療養中には、些細な不自由さを感じている患者さんがほとんどです。そこに耳を傾け、生活を支援していくことは、マニュアル通りにはゆかず難しさを感じますが、うまくいったときには非常にやりがいを感じるところです。当院の看護師は、試行錯誤を繰り返し、その生活に目を向け支援をしています。私は、その一助になればという思いで活動しています。
例えば、看護ケアに一緒に入って考えることもありますし、ご希望に沿って研修を企画することもあります。方法は様々ですが、患者さんやご家族の意見を聴きながら、これからも一緒に悩み、解決の糸口を探していきたいと考えています。


がん化学療法看護認定看護師・特定看護師


山本 理恵
がん化学療法看護認定看護師・特定看護師
 

様々な新規薬剤の開発によりがん患者の生存率は向上しています。がん薬物療法は長期に行うものとなり、がん薬物療法を受ける患者さんは年々増加しています。
患者さんが社会生活や趣味、生きがいなど自分らしい生活をこれまでと変わらず維持しながら安全に治療を受けられるよう、がん化学療法看護認定看護師は、がん薬物療法分野において熟練した看護技術と専門的知識を用いて、水準の高い看護実践、指導・コンサルテーションを行う役割があります。医師・薬剤師と協働し、適切な薬剤の取扱い・投与管理および副作用症状を観察し、患者自身が対処行動を取れるようセルフケアの強化に努めています。
また私は、急性期医療に加えて在宅医療まで支えられる人材、又地域・施設間の連携に参画できる人材を育成するための「特定行為研修」を2018年度に修了し、「栄養水分管理に係る薬剤投与の管理の基本」、「栄養水分管理に係わる薬剤投与の管理の実際」という特定行為分野で特定看護師としてがん化学療法室で活動しています。臨床病態生理学、臨床推論、フィジカルアセスメント、臨床薬理学、疾病・臨床病態概論、医療安全学等、特定行為研修で強化された知識、実践力を用いて患者さんの情報を収集し、患者さんの状態を判断し、医師の包括的指示のもと、手順書に従って特定行為を実施しています。
がん化学療法看護認定看護師は、様々な不安を抱えながら治療を受けられる患者さんや薬物療法に関わる医療者の相談窓口としての役割を担っており、特定看護師として医学的根拠に基づき、包括的にアセスメント・判断し、訴えにタイムリーにかつ安全に対応できるよう医師と効果的に協働し、がん薬物療法看護の向上を目指しています。


がん性疼痛看護認定看護師


永濵 加世子
がん性疼痛看護認定看護師
 

緩和ケアチームの専従看護師として、主にコンサルテーション業務を担っています。患者さん・ご家族がこれからどのように過ごしたいかを大切にし、「自分らしく過ごすため」のお手伝いをさせて頂いています。痛みや息苦しさなどの身体症状、気持ちのつらさや眠れないなどの精神症状だけでなく、「家で過ごしたい」「思い出の場所に行きたい」などそれぞれの思いに寄り添い、その思いをできる限りサポートできるよう努めています。





緩和ケア認定看護師


銅山 慶子
緩和ケア認定看護師
 

緩和ケア認定看護師は、身体的、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に評価し、生活の障害とならないように予防し、対処することでQOLを改善するアプローチを行う役割があります。
現在、緩和ケア病棟に勤務し、患者さん・ご家族との関わりの中で体験する苦痛や症状を捉え、看護実践やカンファレンスを通じてQOLの改善に向けたケア方法を看護師及び多職種で考えるように努めています。また、在宅療養の希望がある患者さんには在宅ケアチームと連携を図り、患者さんが在宅で不安なく過ごせるように取り組んでいます。
痛みなどの症状で出来なくなることが徐々に増える中、環境調整や日常生活 動作の工夫を行うことで「できない」を「できる」に変えていけるよう関わり、今後も患者さま・ご家族ができる限り安楽な状態を維持し、尊厳をもった生活ができるように、症状緩和と心のケアを行っていきたいと思います。


緩和ケア認定看護師


神田 智香
緩和ケア認定看護師
 

「緩和ケアとは、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを、痛みやその他の身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで、苦痛を予防し和らげること通して向上させるアプローチである」と言われています。
また、緩和ケアはがんと診断された時から始まりますが、がんだけではなく、心不全・COPD・HIVなどの慢性疾患や認知症の患者さんやご家族も対象とまります。私は、患者さんがどのように過ごしたいと考えておられるのか、ご家族はどのように考えておられるのかなど、それぞれのご意向を確認しています。その上で、看護師だけでなく様々な職種の方と相談をしながら、ご意向にそえるよう毎日知恵を絞っています。
また、毎週月曜は、がん相談支援室で患者さんやご家族の相談を受けています。まずはお一人で悩まず、話を伺わせてください。一緒に出来ることを見つけていきましょう。


放射線看護認定看護師


池渕 かおり
放射線看護認定看護師
 

近年、放射線治療の技術は急速に発展しており、放射線治療を受ける患者さんは年々増加しています。また放射線治療を行う目的は、がんの根治や痛みの緩和など患者さんによりさまざまで、治療によって副作用も大きく異なります。
副作用は患者さんの生活の質を大きく左右しますが、副作用の中には適切なケアにより防げるものも多くあります。
がん放射線療法看護認定看護師は専門的な知識に基づいて副作用を予測し、患者さんにとってよりよいケアを考えていきます。また、出現した副作用に対してはできるだけ苦痛がないよう症状コントロールを行っていきます。
患者さんに安心して放射線療法を受けていただくことができるよう支援させていただきたいと考えてます。


がん化学療法認定看護師


山本 佳奈
がん化学療法認定看護師
 

がん薬物療法看護認定看護師は、がん薬物療法分野において熟練した看護技術及び知識を用いて水準の高い看護の実践、看護者への指導・コンサルテーションを行う他、他職種と協働しチーム医療のキーパーソンとなる役割があります。
私は現在、消化器内科・血液内科病棟に所属しており、がん薬物療法を受ける入院患者さんが、安全に治療を受けていただけるように適切な投与管理を行ったり、副作用症状に対するケアを行っています。また、退院後の生活を見据えたセルフケアの方法を指導するだけでなく、患者さんや家族の生活にあった方法について共に考え、退院後も安心して療養生活を送ることができるように関わっています。治療に対して様々な不安を抱える患者さんや家族も多いかと思います。その不安を少しでも緩和し、安心して治療が受けられるように支援しています。


感染管理認定看護師


三木 久子
皮膚・排泄ケア認定看護師
 

他の診療科でも低侵襲の手術を目指しています。術後の早期回復のためには創(手術の傷)感染や肺炎などの予防は重要です。また、抗がん剤治療や放射線治療により免疫力の低下した患者さんが治療を継続してうけられるためにも感染予防は重要なため、病院に関わる人全てが適切な感染対策の実践ができる様に取組んでいます。
わたしは、専従の感染管理認定看護師として、医師・薬剤師・臨床検査技師の感染対策の専門チームが患者さんを中心とした感染対策の取組みができる様に調整を行い、感染に関わる専門知識や技術を活かした職員教育やコンサルテーション活動を行っています。
活動内容の例としては、院内の部署を巡視し、手指衛生やマスクや手袋などの防護用具の適切な使用ができているか、院内感染の監視や調査を行い、病院内で薬剤耐性菌や感染症などが拡大しないようにモニタリングや指導・改善を行っています。


感染管理認定看護師


金子 幸代
皮膚・排泄ケア認定看護師
 

私が感染管理認定看護師を目指したのは、看護師として入職したたがん専門病院で、末梢血幹細胞移植で救われた尊い命が感染症によって苦しんでいる姿を見て、なんとか感染から患者さんを守れないかと思ったことがきっかけでした。
当院には、感染管理認定看護師が2人おり、私は病棟勤務と兼任で働いています。現在勤めている病棟は、手術及び抗がん剤治療、放射線治療を受ける易感染の患者さんが多く入院されるため、適切な感染対策の実践が求められます。そのため多忙な中でも、スタッフが適切な感染対策を実践するためにはどのような改善策が必要なのか日々考えながら働いています。感染症が発生すると落ち込みますが、「感染から患者さんを守る」と強い信念を持って、今後も活動していきたいと思っています。


皮膚排泄ケア認定看護師


南 奈保子・桑田 麻名
皮膚・排泄ケア認定看護師
 

私たちは創傷(床ずれやがんに関連した皮膚障害)やストーマ(人工肛門や人工膀胱)の方に関わる機会が多いです。
主な役割としては、褥瘡(床ずれ)予防や傷つきやすい皮膚へのスキンケアを行い、皮膚トラブルを起こさないための予防的なケアを行っています。また発生してしまった褥瘡(床ずれ)の改善、抗がん剤の副作用による皮膚障害の改善のため、専門的な知識・技術を生かしケアを提供しています。
ストーマとは、私たちの身体に備わっている腸や尿管を使ってお腹の表面に作る、便や尿の新しい出口のことです。新たな排泄経路となるストーマ(人工肛門や人工膀胱)を造った方が、少しの工夫で今までと同じような日常生活が送れるように手術前から入院中、退院後も継続して相談できるチーム体制を整えています。
これからも、患者さんが実践できるケアの提供を目指し、安心して日常生活が送れるように他の医療スタッフと共に活動していきたいと考えています。


救急看護認定看護師


金田 八葉美
皮膚・排泄ケア認定看護師
 

救急看護認定看護師の役割は、高度先進医療を行う救急医療ニーズに対応して、幅広い救急領域の知識・技術を習得し、確実な救命処置の実践をすること、また危機的状況に陥っている患者・家族に対し、身体的・精神的側面から優先度の高い処置やケアを的確に判断し、実践することが求められます。
当院は呼吸器センターを有しており、多い時では入院患者の半数が呼吸器系疾患の患者です。ICUでは間質性肺炎の急性増悪や細菌性の重症肺炎患者に対し、人工呼吸器や人工透析などの集中治療を行っています。観察した結果からベストな看護ケアを提供するためには、患者の体の中で起こっていることは何かを考え、導き出すことが大切です。
呼吸器ケアサポートチームが主催するレスピナースプログラムや、ラダー研修ではフィジカルアセスメントを担当しています。根拠のある看護を実践できる看護師を育成にも力を注いでいます。


慢性呼吸器疾患認定看護師


藤田 今恵
皮膚・排泄ケア認定看護師
 

慢性呼吸器疾患看護認定看護師は、安定期、増悪期、人生の最終段階における慢性呼吸器疾患患者とその家族のQOL向上にむけて、各病期において起こりうる心理的、社会的およびスピリチュアルな問題を理解し、問題解決のための援助をおこないます。
慢性呼吸器疾患患者の代表的な愁訴である息苦しさは、日常生活を制限し生活の質を低下させる原因となります。息苦しさの緩和に向けて生活動作や呼吸法の提案、実存的な苦痛やこれからの生活を予測した援助をおこないます。息苦しさのある生活であっても、そのことがもたらす意味への模索を共におこない、自身を大切に思いながら病とともにその人らしく生きていくことができるように支援していきます。
またRSTのメンバーとして週に1度、呼吸器を装着している患者さんを中心に医師、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士、救急看護認定看護師と共にラウンドをおこなっています。多職種と協働しながら呼吸器疾患を抱える患者さんに質の高い医療に貢献できるようにしていきたいと思います。



看護部

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