呼吸器内科COPD(慢性閉塞性肺疾患)Chronic obstructive pulmonary disease

COPD とは、タバコなどにより末梢の気道が細くなり、かつ肺が徐々に破壊され(肺気腫)、息苦しくなる病気です。治療は禁煙が第一ですが、息苦しさが少しでも軽くなるように、吸入療法、呼吸リハビリテーション、酸素療法などを行っています。また、これらの治療を最大限に行っても息苦しさの改善が得られない最重症例に対して、気管支鏡による肺容量減少療法を行うこともあります(図)。局所麻酔(咽頭麻酔)で行うので、肺機能が悪く全身麻酔ができない方でも可能です。残念ながら効果は永続的ではありませんが、肺機能がしばらくの間改善したり、息切れからの回復時間が短くなったりする効果が得られています。

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