診療科のご案内ダビンチ・サージカルシステム
ダビンチ・サージカルシステムは米国インテュイティブ社で開発された医療用手術支援ロボットで、米国では2000年に医療承認を受けて以降、次第に全世界に普及し、本邦においては2012年に前立腺全摘出手術に対して保険適用となり、以後急速に普及してきています。
ダビンチ・サージカルシステムは以下の3つのパートから構成されています。
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ペイシャンカート
術者の操作に連動し、実際手術操作を行うもの。
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ビジョンカート
ロボットの頭脳であるコンピューターにモニター、電気メスなどを搭載。
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サージャンコンソール
術者が内視鏡画面を見ながらロボットを操作。
ロボット支援手術はロボットが自立して手術をするわけではなく、あくまで術者がサージャンコンソールからロボットを操作することによって手術を行っています。
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姫路医療センターでは令和元年8月にインテュイティブ社の最新型手術支援ロボット ダビンチXiを導入し、泌尿器科において同年10月よりロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘を開始しました。
これにより従来から、当院で施行している強度変調放射線治療と合わせて、限局性前立腺がんに対して手術療法および放射線療法のいずれにおいても最新の低侵襲治療を提供できるようになりました。